ジャスミンのターンテーブルとトーンアームに続きBakoon Products代表の永井さんにカートリッジの評価もして頂きました。丁度2ヶ月ほど使用して頂いてからの感想です。
ジャスミンからはお手頃価格のMMカートリッジMシリーズと"風","林","火","山"の名称を与えられたミドル価格帯のネイチャーシリーズの4種類のMCカートリッジ。そして中国伝統の陶磁器の青磁をボディに採用したハイエンドMCカートリッジのB&W陶磁器シリーズは、"青龍"、"白虎"、"朱雀"、"玄武"の4種類の幻獣をモデルにしたメーカー自身もかなり中国の伝統と最新技術を意識した野心的なカートリッジシリーズです。
今回永井さんに感想をお願いしたのは、MMカートリッジのM2とジャスミンの陶磁器シリーズのMCカートリッジ"白虎"TIGERの2種類になります。
現在バクーンプロダクツの試聴室には試聴及び、新製品の研究開発用にジャスミンのベルトドライブターンテーブルに同じくジャスミンのロングストレートトーンアーム、エアベアリングトーンアームを採用して頂いております。そこでの使用感や感想をfacebookでも上げてもらっています。
ジャスミン MMカートリッジシリーズ - M2はこちら
https://exclusive-audio.jp/products/jasmine-m2
ジャスミンのMMカートリッジです。同社のMMカートリッジにはM1、M2、M0の3種類があります。M2は中間レベルの製品で、接合楕円針をハードコーティングアルミカンチレバーに装着した製品です。日本製の接合針は金属のチタンにダイヤモンドチップを接合したものが主流ですが、中国製のそれはベースが透明でありサファイヤではないかと考えられます。推奨針圧は2.5gです。サファイヤとしたら、比重はチタンよりも小さいので有利に働くのではないかと思います。ジャスミンのカートリッジで感心したのは信号ピン配置がヘッドシェルのピン配置と1:1で左右を入れ替えたり、上下を入れ替える必要がなくそのままストレートに接続できることです。重量は4.8gで非常に軽いのでトーンアームによってはバランスが取れないときがあります。ジャスミンのダイナミックバランストーンアームのカートリッジ最低重量は5gでしたので、これはそれを下回りますので、ウエイトをアーム中心までぎりぎりに寄せてバランスが取れたほどでした。必要によってはウエイトの追加が必要です。ちなみに1円玉は1gなので、1円玉をシェルに付加すれば1gの重量増加になります。サウンドは解像度が高くフラットな感じですべてのジャンルにおいて、えり好みをしない再生をしてくれます。
ジャスミン MCカートリッジ B&W 陶磁器シリーズ "TIGER"はこちら
https://exclusive-audio.jp/products/jasmine-tiger
ジャスミンにはMCカートリッジが2シリーズ、MMカートリッジが1シリーズの製品群がります。「白虎」はハイエンドシリーズの4神の中の一つです。このシリーズは4方を守る4神、青龍、白虎、朱雀、玄武のネーミングがされたシリーズで、それぞれのシンボルが描かれた陶器製のケースに入っています。それぞれのカンチレバーは青龍はボロン、白虎はサファイア、朱雀は無垢のアルミ、玄武はアルミパイプで構成されています。スタイラスは青龍がマイクロリッジ・ダイアモンド、白虎はシバタ針、朱雀と玄武は楕円針ですべて日本製ということです。同社のターンテーブルと、ダイナミックバランストーンアーム、の組み合わせで試聴をすると、非常に緻密でタイトなサウンドになります。一般のアナログのイメージの柔らかい音ではなく、上質なハイレゾソースをかけたような印象です。ただし、アームの調整にはシビアで、アームの高さ、シェルの傾き、オーバーハングの調整、インサイドキャンセラーなどキチンと調整しないと歪っぽい音になります。このサウンドを試聴に来られたお客様に聴いていただくと、一様に、今までのアナログレコードに対する概念が変わってしまったとおっしゃいます。それほどの威力を子のカートリッジは持っていますが、適切なアームとターンテーブル、其れに正確な調整がされていないとその真価は発揮できないでしょう。
以上になりますが、永井さんのfacebookにアクセスして頂くと更なる感想が書かれていて、、試聴に来て頂いたお客様が一様にジャスミンの製品の性能に驚かれている様で、嬉しい限りです。
永井さんのFacebookはこちら
https://www.facebook.com/nagai.akira
バクーンプロダクツの試聴室に度々来訪してくれる西野和馬さんのブログ「オーディオ西方浄土」でジャスミンのターンテーブルと白虎を取り上げてもらっています。 以下抜粋です。
それじゃ、カートリッジを変えてみましょうか、、
とナガイさんが、DL-103から、ジャスミンの高級カートリッジ陶磁器シリーズに交換、、、
この陶磁器シリーズの詳細はこちら Jasmine ジャスミンオーディオ MCカートリッジ B&W 陶磁器シリーズ "TURTLE" – ExAUDIO (exclusive-audio.jp)
針圧など調整して、さて、聞いてみましょう、、
おお! これは、もう全く別物! 陶磁器カートリッジでアダプタ付きSATRI平面スピーカーから出てくる音は、いやあもう、こんなアナログ音聞いたことがないと感じるほどの鮮烈さ! 音がもう活き活きとして、ぴちぷち跳ねて、、
う~んとかうなっているうちに、そろそろ帰らなくちゃいけない時間、、
最後に、大昔のクラシック盤を聞かせてもらます。
これなんか、50年代の録音なんですが、、もうなんとも新鮮な音、、とても60年以上も前の音とは思えないほど活き活きと音がよみがえります。もう、これはタイムマシーンですねえ、、
西野和馬さんのブログ「オーディオ西方浄土」はこちらhttps://ameblo.jp/audioniravana/entry-12780795504.html?frm_src=favoritemail&fbclid=IwAR3vWbdSy3-Mk9iNVE-v-mRh5QyCsFjpZxAsABDpbj96SjJwAXuSTpgAJaw
Jasmine Forest ステレオMCカートリッジ ネイチャーシリーズはこちら
https://exclusive-audio.jp/products/jasmine-forest
ジャスミンオーディオでは、ハイエンドカートリッジのB&W 陶磁器シリーズ以外にネイチャーシリーズという”風”、”林”、”火”、”山”の4種類のカートリッジを展開しています。今回のForest(林)はシリーズの中ではミドルレンジに当たるステレオカートリッジになります。銅とアルミで構成されたボディはソリッドで蒸着の塗装も美しい。 Forestの広帯域・高SN比は、スペック上のfレンジの狭さを感じさせません。エージングが進むまでは眠い感じが歪めない音が、エージングが進むことで、解像度の高い精緻な音を聴かせてくれます。再生音は、再生帯域内に濁りや歪み成分がなく、色付けや協調感もなくピュアでナチュラル。弦楽器の弱音部の繊細さ、静かさをリアルに再現しています。力強い合奏部の躍動感も的確のに引き出します。
微細な音溝の刻まみ込まれた音楽の真の表情を引き出す性能を備えています。