カートリッジのエネルギーを最大限に引き出す!
銀メッキ銅線と高絶縁体テフロンチューブで音質向上
山本音響工芸 シェルリード YR-01は、カートリッジが持つデリケートな信号をロスなく伝えるために、線材と端子に最高品質の素材を採用した高性能シェルリード線です。銀メッキ銅線と高絶縁体テフロンチューブの組み合わせにより、カートリッジのエネルギーを最大限に引き出す音質向上を図ります。
最高品質の素材と極太設計
- 極太銀メッキ銅線: リード線には極太のテフロン被覆銀メッキ銅線を採用。線材の太さはAWG(アメリカンワイヤーゲージ)で22という太さで、断面積は0.38スケにも及びます。これにより、直流抵抗を極限まで小さくし、信号のロスを徹底的に防いでいます。
- MIL規格準拠のテフロンチューブ: 被覆に使用されているテフロン線は、MIL規格に基づいて製造されており、耐久性に優れ、電気絶縁性も最高の線材です。微細な信号の伝送において、ノイズの影響を最小限に抑えます。
- 削り出し燐青銅端子: 端子には、燐青銅削り出しのYRT-01同等品を採用。確実な接触と安定性を確保することで、高品質な線材の音質向上効果を最大限に引き出します。
【取り付けに関する注意点】
- リード線はかなり太くて硬いため、取り付けやすいように最初からフォーミングされています。
- 一方、チップ(端子)は削り出しのため厚みがあるため、カートリッジによっては装着感がシビアになる場合があります。確実な接触を得るために、取り付け時には十分にご注意ください。
確実な性能と引き換えの使いこなし
YR-01は、高音質を追求した極太線材と削り出し端子によって、メリットとデメリットが明確に分かれる、使いこなしの要求される製品です。
「確実な接触と優れた情報量。しかし取り付けは慎重に。」
削り出しの燐青銅端子による確実な接触と、極太の銀メッキ銅線による情報量の増強と解像度の向上は確かです。しかし、レビューにある通り、端子チップが厚く、線材も非常に硬いため、カートリッジ側の端子との相性や装着感がシビアになる場合があります。アームやヘッドシェルの種類によっては、取り付けに手間取ったり、端子への負荷が増す可能性があります。
「極端な高域の伸び。システムの相性が重要。」
銀メッキ線特有のスピード感や、テフロン被覆による音のクリアさが際立つ一方で、システムのバランスによっては、高域の強調が過ぎて繊細さよりも硬さが目立ってしまうという評価もあります。音をクリアにする効果は絶大ですが、全体の音色やバランスを考慮したアンプやスピーカーとの相性が特に重要になります。









