※エンクロージャーのみ。スピーカーユニットは付属しません。1台のみの価格です。
スピーカーの音と姿を一層引き立てる
音場を整え、深く澄んだ低域を引き出す
JBL LE8Tの潜在能力を解き放つための専用設計
BX-70-LE8Tは、JBL LE8T/LE8THフルレンジユニットの性能を最大限に引き出すため、山本音響工芸がゼロから設計した専用エンクロージャーです。従来よく使用されてきたパーチクルボード製・小容量の市販箱では得られない伸びやかな中低域を実現するため、JBLが示した推奨容積20〜120Lの中から、豊かさと制動のバランスに優れた70Lを選択しています。

響きを生み出す国産カバ合板 ― Tannoy伝統の音響素材
エンクロージャーには、日本製の 国産カバ合板を採用。良質なカバを薄い単板にして積層したこの素材は、かつてTannoyが黄金期に使用した合板と同質で、その響きの良さは多くのオーディオファンに知られています。同一ユニットを使用しても箱の素材次第で音のランクが大きく変わる――この事実を踏まえ、素材選びから徹底的にこだわった構成です。

薄い板×アサダ桜の補強材による“楽器的アプローチ”
山本音響工芸は、エンクロージャーを“楽器”として捉える独自の設計思想を持っています。本機では、厚い箱で響きを抑え込むのではなく、薄い板材にアサダ桜製の補強材を組み合わせて響きを制御。これはバイオリンの響棒と同じ発想で、自然で美しい共鳴を引き出すための構造です。
アサダ桜は硬く密度が高く、箱全体の響きを引き締める優れた素材。MDFやパーチクルボードでは得られない、有機的で表情豊かな音が生まれます。

ユニットを美しく面一に仕上げる高精度加工
LE8Tユニットは、バッフル面に自然に収まるよう座繰り加工を施し、別売のパンチングネットを装着した際にも段差が出ない精度で仕上げています。音を濁らせるサランネットや格子状フレームを排除し、ユニット本来の解像度を損なわない構造です。

LE8T/LE8TH どちらにも対応。状態の良いエッジを推奨
アルニコの LE8T はもちろん、フェライトの LE8TH も使用可能です。古い個体ではエッジ劣化が多いため、エッジ張替え済みの良質なユニットをご使用いただくことで、本機の性能を最大限に発揮できます。
不足しがちな高域はツイーターで自然に補正可能
LE8Tは標準的に使用すると高域が不足する場合があるため、JBL 075 や 2405 などのツイーター追加が効果的です。0.47〜1µFのコンデンサーを直列に挿入することで、自然で滑らかなつながりが得られます。

LE8Tの美点を現代に蘇らせる、“響き”を追求した専用エンクロージャー
BX-70-LE8Tは、素材・構造・響きの設計すべてを徹底的に追い込んだ、LE8T専用エンクロージャーの決定版です。フルレンジユニットの魅力を存分に引き出し、音楽の生命力をそのまま届けます。
| 形式 | バスレフ方式スピーカーエンクロージャー |
|---|---|
| 適用スピーカーユニット | JBL LE8T,LE8TH |
| 寸法 | 350mm(W)× 390mm(D) × 700mm(H) |
| 重量 | 16kg |
| 能率 | 89dB/1W,1m(LE-8Tを組み込んだ場合) |
| 最大入力 | 50W(LE-8Tを組み込んだ場合) |










