クラシカルなS型アームの伝統と最新技術の融合:TA-214J
Jasmine Audio TA-214J は、アナログ再生の黄金期を彷彿とさせるクラシカルなS型トーンアームの伝統的な美しさと、現代の精密加工技術を融合させた9インチトーンアームです。歴代の優れた設計思想を受け継ぎながら、最新の技術で再構築されました。

安定性を極めたダイナミックバランス追従力
本機の最大の特徴はダイナミックバランス追従力にあります。
- 高精度な製造プロセス: 最新の精密加工技術により製造されたTA-214Jは、アームのトラッキングパラメーターを最適化し、トラッキング歪みは0.8%以下という低歪みを達成しています。
- ダイナミックバランス方式: 針先の動きに対して常に安定した針圧を供給することで、トラッキング精度が飛躍的に向上し、レコードの外周から内周まで、芯があってダイレクトなサウンドを均一に再生します。
優れた適合性と調整の自由度
TA-214Jは、様々なターンテーブルへの適合性を考慮した設計となっています。トーンアームベース取付距離可変式を採用しているため、お使いのターンテーブルに合わせた細かな調整が可能で、多くの機種で最適なパフォーマンスを引き出します。S型アームならではのルックスと、高精度な製造プロセスによる信頼性の高さで、多くのアナログ愛好家にご満足いただける新世代のトーンアームです。

| 有効長 | 230mm |
|---|---|
| オーバーハング | 16mm |
| 取付距離 | 214mm |
| オフセット角度 | 22.7° |
| ヌルポイント | 60.94mm、116.58mm |
| トラッキング歪み | <=0.8% |
― フォーラムユーザーの声から見える実像 ―
Jasmine Audio の TA-214J は、「クラシックなS字アームを現代的に作り直した存在」として語られることが多い。Jelco SA-750 系を使ってきたユーザーが比較対象として取り上げるケースもあり、価格帯を考えると意外なほど真剣な検討対象になっている印象だ。
実際に使ったユーザーの声で共通しているのは、動作の安定感と癖の少なさ。ダイナミックバランス型らしく、針圧変動に対して挙動が穏やかで、外周から内周までトラッキングが安定しているというコメントが見られる。派手な音色変化を狙ったアームではなく、カートリッジの性格をそのまま引き出すタイプ、という受け止め方が多い。
音の傾向としては、「余計な色付けがなく、見通しが良い」「中低域がだぶつかず、全体が整理される」といった表現が目立つ。特に、重量級MCカートリッジとの組み合わせでも、過度に重々しくならず、音の輪郭が自然にまとまる点が評価されている。
一方で、「SA-750D と決定的な音質差があるわけではない」という冷静な意見もあり、劇的なキャラクターを求めるユーザーにはやや地味に感じられる可能性はある。ただ、その分「調整が追い込みやすく、長く使える」「ジャンルを選ばない」という実用面での安心感が、このアームの価値だと語られている。
総じて TA-214J は、
・クラシックなS字アームの使いやすさ
・現代的な加工精度
・価格に対する堅実な完成度
を重視するユーザーから、静かに支持を集めている存在と言えるだろう。










