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新世代の回路を搭載した万能パワーアンプ
MK4回路を搭載した新世代アンプ
SCA-7511MK4は基盤設計を一新し、音の厚み、情報量、リアリティーが増しています。電源を入れた時の立ち上りも30秒と格段に早くなりました。MK3の圧倒的な情報量を再生する特徴をそのままにMK4は新開発の入出力用インピーダンス調整回路を搭載しました。このことで、情報量が更に増大しハイエンドクラスにも負けないリアルな音でハイビット・ハイサンプリングの圧倒的な情報量をも余裕を持って再生します。
MK3では入力は電圧入力2系統でしたが、MK4は電圧入力と電流入力を各1系統を採用、SATRI-LINKを使用する事で更なる高音質を得る事が可能になりました。
SCA-7511MK4ではBTLモードを搭載、リアパネルのスイッチで簡単にステレオアンプからモノラルアンプの切り替えが可能になり、SCA-7511MK4を2台使用する事で遥かに高出力で歪みのない本格的なモノラルサウンドをお楽しみ頂けます。
クリアで、どこまでもナチュラルなサウンドと深く静かなバックグラウンド、普通のお部屋でしたら、十分に鳴らす事が出来る力強さがあります。お手持ちのCDプレーヤー等をダイレクトに繋げて、今までに聴いたことのない本当のCDの音をお楽しみ下さい。本格的ヘッドフォンアンプ並みの性能も兼ね備えた万能アンプです。
出力 | 出力: ステレオ15W+15W(8Ω/10%distortion), モノラル 20W ヘッドフォン: 200mW(標準プラグ)x1 |
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入力 | 電圧入力(RCAジャック) 1系統 電流入力(SATRI-LINK/BNC)1系統 |
入力インピーダンス | 100KΩ |
適応スピーカーインピーダンス | スピーカー: ステレオ4Ω-8Ω, モノラル 8Ω ヘッドフォン出力: 4-600Ω |
ノイズレベル | VR最大50μV(Aカーブ) VR最小1μV(Aカーブ) |
寸法 | 78mm(H) x 235mm(W) x 295mm(D) |
重量 | 2.9Kg |
*バクーンプロダクツはロゴ及び名称をSCL (SATRI Circuit Laboratory)へと順次変更して参ります。ご了承下さい。
送られて来たSCA-7511MK4だ。前後のパネルのスイッチ類がMK3よりも増えている。配線を終えて先ずは試聴。電源を入れてCDを再生しつつアンプのバイアスが安定するまで待とうと構えていると、あのバクーン独特の最初のガリガリ音が聴こえて来ない。バクーンプロダクツのユーザーであれば、分かるのだが、立ち上がりでスピーカーからいきなり綺麗な音が出るとビックリする。それぐらいMK4のバイアスの安定は早い!
ありがたい事にMK3では未搭載だったSATRI-LINKが搭載された事で、電流出力の他のバクーン製品とのコンビネーションが楽しめる。
HIBIKI-ICとかいう新しい回路がどれほどのものかは素人にはわからないが、完全に生音に近い。今までも相当良かったが、聴いた中で一番生音に近い。とにかく、実際のコンサートホールで聴いているような音に近い音場が広がるのである。電気的な感じが全くしない。所謂カリカリしたところ頑張っている感がない。作られた立体感ではなくて、出るべき音はしっかりこっちに届くというか遠近感はキッチリある。指揮者のすぐ後ろではなくある程度離れたところで聴いている感じにとても近い。
音そのものや音場が、とても自然で突っ張ったことろがない。ボーカル物も素晴らしくどんどん引き込まれる。
目の前で歌っているとかそういうのを超えていて、もっと気持ちのような物が伝わってくる。とにかく微妙な声のニュアンスが伝わってくるのである。
何時間聴いても疲れない、逆に気持ちが良くなる、真剣に聴けばリアル感を感じるし、BGM的に流していても全く気にならない。
解像度、SNも一段と素晴らしい。音の広がりはMK3の比ではない。小音量の実在感も素晴らしい。音は全く痩せない。離れて聴いている感じになるだけ。ボーカルは、とても自然で柔かくひりつく事は全くない。
このアンプの更に特筆すべき点はBTLモードが搭載されて、ステレオ・モノラルの切替が背面のスイッチで簡単に出来るのでSCA-7511MK4を2台揃えれば、モノラル仕様でずっとパワフルな音を楽しめてしまう。上位機種のAMP-5511, AMP-7510Aで実証済みの魅力的なオプションだ。