透明感・スピード・静寂性を追求
トランスレス設計のハイエンドOTLプリアンプ
Q-tron PRE12Bは、入力信号の純度を最大限に保つために設計された、オール真空管のOTL(Output Transformer Less)プリアンプです。増幅ステージは100%真空管で構成され、半導体、出力トランス、チョークを一切使用しない徹底したピュア構造。結果として、情報量豊かで極めて透明度の高いサウンドを実現し、入力された信号をありのままに送り出します。4系統の入力を備え、音量と入力切替は付属リモコンで操作可能です。

64ステップ・高精度アッテネーター──純度を損なわない音量調整
PRE12Bに搭載されるQ-tron独自開発のアッテネーターは、1 dB刻みの64ステップ構成。各ステップは金メッキ接点リレーで切替えられ、どのボリューム位置でもチャンネルバランスは±0.05 dB以内という公式仕様です。数値の最大精度は0.02 dBという、極めて精密な制御を実現しています。この設計により、滑らかで正確な音量調整を可能とし、オーディオ体験の質を大幅に向上させます。

真空管100%OTL構成──トランスレスが生み出す純度の高い音
PRE12Bの増幅ステージはすべて真空管のみで構成され、出力トランス、チョーク、半導体を完全に排した徹底したOTLアーキテクチャを採用しています。この構成により、出力インピーダンスは300Ωという扱いやすい値に抑えられ、THDは1kHz・1V出力時で0.001%未満、周波数帯域は5Hz〜100kHz(-1dB)という極めてワイドレンジな性能を実現。
これらの特性が相まって、音の色付けを感じさせない自然な質感、澄み切った倍音、そして音の立ち上がりの速さが際立つレスポンスを生み出します。
静寂性を支える安定化電源と堅牢な筐体
アノード電源とヒーターには高度に安定化された電源を採用しており、ハムノイズや電源由来の揺らぎを極めて低レベルに抑制。増幅回路は3枚の高品質PCBで構成され、筐体には10 mm厚のアルミニウム削り出しシャーシを採用しています。振動や微細ノイズを徹底的に排除する設計により、音楽の微小な陰影までクリアに描き出します。

PA12B / PA34B の理想のパートナー
PRE12Bは、信号の純度を究極まで追求したピュアOTLプリアンプです。真空管ならではの豊かな質感とOTL方式の透明感、そして高精度アッテネーターによる無色透明のレベルコントロール。音楽のニュアンスを一切損なうことなく、ありのままの姿で送り出す。それがPRE12Bの存在価値です。

純度・静寂・精度──PRE14Bが示す“無色透明”の境地
音場の広さ、倍音の美しさ、スピード感、静寂性──
そのすべてが高いレベルで調和し、音楽の本質を濁らせずに描き出します。
あるがままの音を、そのままの美しさで。
PRE14Bは、それを目指すリスナーのために生まれたピュアOTLプリアンプです。
| 真空管 | 6N6Pi x2 |
|---|---|
| ゲイン | -1 dB(0.85倍) |
| チャンネルバランス | ±0.05dB |
| 入力インピーダンス | 40kΩ |
| 出力インピーダンス | 300Ω |
| 高調波歪み(THD) | 1kHz、1V出力時 < 0.001% |
| 周波数特性 | 5Hz ~ 100kHz (-1dB) |
| ハムとノイズ | 1V出力時 < -100dBA |
| ボリュームコントロール | 64ステップ |
| 入力端子 | 金メッキフォノ2系統、バランスXLR2系統 |
| 出力端子 | 金メッキフォノ1系統、バランスXLR1系統 |
| 寸法 | 430 x 110 x 370 mm, (W x H x D) |
| 重量 | 11.5kg |









