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Q-tron Audio PA3B 2x8W
プッシュプル真空管OTLパワーアンプ

商品コード:

Q-tron Audio PA3B 2x8W プッシュプル真空管OTLパワーアンプ

通常価格 ¥1,450,000 円
通常価格 セール価格 ¥1,450,000 円
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静寂の中に広がる濃密な音像

北欧クラフトマンシップが磨き上げた、精度と透明感の高いOTLパワーアンプ

Description

Q-tron PA3Bは、ユニークなドライバー回路によって、他のOTL(Output Transformer Less)アンプと比較して“10倍以上の低歪み”を実現したハイエンド真空管アンプです。出力トランスを完全に排したOTL構成により、音の透明度、密度、スピード感が飛躍的に向上。真空管アンプの温かくしなやかな質感を残しつつ、現代的な精密さを兼ね備えたサウンドを再現します。
各チャンネルに2本の6C41C真空管を搭載し、独自のドライバーステージによって8Wの出力を確保。0.5W時の歪率はわずか0.01%という優れた特性を達成しており、アクティブノイズリダクション技術の採用により、ハムや雑音も極めて低いレベルに抑えられています。小音量でも細部のニュアンスが美しく立ち上がる、静寂性の高いアンプです。


Futterman系回路を現代向けに最適化──透明感と制動力の両立

PA3Bは、Q-tronが現代の部品と解析技術で最適化したFutterman系回路を採用しています。
Futterman方式は、出力トランスを使わずスピーカーを直接駆動するOTL特有の構成で、広帯域で優れた直線性を持つことで知られています。
Q-tronはこの伝統的構成に独自のバランス調整と安定化技術を加え、スピーカー負荷に対して揺るぎない駆動力と、高い透明感を併せ持つサウンドを実現しました。
PA12と同一の筐体サイズを採用しており、PA12譲りの広大な音場表現と力強い描写力を踏襲しながら、6C41C管ならではの柔らかく密度のある音色が魅力です。

北欧クラフトマンシップによる構造美と信頼性

主要回路は高品質PCB上に配置し、音質に直結する要所は熟練技術者によるポイント・トゥ・ポイント(PtP)で組み上げられています。
最大5kVに耐えるセラミック製ハンダサポートと、10mm厚のアルミシャーシによって不要な振動や微細ノイズを徹底的に排除。
すべての部品と組み立てはスウェーデン国内で行われ、高い耐久性と長期安定性を備えた設計です。

 

高度なオートバイアス調整──常に最適な音を保つ設計

マイクロプロセッサ制御のオートバイアス機能により、動作中に最適なバイアスとオフセットを自動調整。
アンプ停止直前にキャリブレーションが働き、次回起動時も理想的な状態でスタートします。
真空管交換時も自動的に最適化され、手動調整の煩わしさは一切ありません。

濃密で伸びやかな音像──PA12譲りの実力を継承したOTLパワーアンプ

PA3Bは、真空管アンプの豊かな表情と、OTL方式ならではの透明感・瞬発力を高い次元で融合したモデルです。
広がりのある音場、美しい中高域、引き締まった低域が自然に調和し、音楽の本質をありのまま描き出します。

Spec
真空管 6C41C x4, 6H2n-EB x5, 6H6PI x2
出力 8W(8Ω時、歪率1%未満), 5W(4Ω時、歪率1%未満)
歪率 0.5W時 < 0.01%
周波数特性 5Hz - 150kHz
パワーバンド幅 10Hz~100KHz
立ち上がり時間 0.5μs(マイクロ秒)
ハムとノイズ < -100dBA
出力インピーダンス

入力端子 RCAフォノ + XLR
寸法 430 x 240 x 400 mm, (W x H x D)
重量 21kg
Review

圧倒的な透明度とスピード感

  • OTLアンプらしく、出力トランスを通らない“ダイレクト感”が圧倒的です。信号の濁りが本当に少なく、中高域の透明度は群を抜いています。音がスッと抜けるように立ち上がり、とにかく反応が速い。細かなニュアンスまでも見通しよく聴こえ、スピード感とクリアネスの両立に「これぞOTL」という魅力を強く感じました。

豊かな音楽性とハーモニクスの美しさ

  • 小出力管ならではの美しい倍音成分がしっかり出ていて、音に自然な温かみと濃密さがあります。クリアなのに冷たさがなく、透明度と真空管らしい豊かな響きが絶妙にバランス。長時間聴いていたくなる“音楽的な心地よさ”が印象的で、特にボーカルやアコースティック系の楽曲でその魅力が際立ちます。

究極の定位と位相特性

  • OTL構造による優れた位相特性のおかげで、音像のフォーカスが本当にシャープです。楽器やボーカルの定位がきれいにピシッと決まり、音場の奥行きやレイヤーが手に取るようにわかります。繊細な定位表現を重視する方にとっては、強い魅力になる部分だと感じました。

タイトで俊敏な低域

  • 低域は派手に量感を出すタイプではありませんが、そのぶん締まりが良く、俊敏でキレのあるサウンドです。高能率スピーカーとの相性も良く、リズムの刻みが非常に鮮明。一音一音が素早く反応し、歯切れの良い低域が音楽の推進力として働きます。