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オフセットアームをストレートアームに
オーディオアクセサリー銘機賞2019特別賞
MITCHAKU Zは、曲がったオフセットアームに装着して、無理なくストレートアームと同じ効果を得られるようにする為に設計されたヘッドシェルです。
ヘッドシェルの装着時の振り(向き)はトーンアームの形状、動作環境によって内向き、または外向けに装着可能です。
テクニクスのSL-1200シリーズ等はアームが最後の溝まで動いてくれません。またスタビライザーを使う場合には当たってしまう可能性があります。そういう場合はカートリッジを内周側に設置します。
様々なアーム角に対応できるようにカートリッジ取り付け用の長穴は幅を広めにすることでカートリッジの取り付け角度を微調整出来るように工夫されています。
写真の例では有効長が197ミリメートルにしてカートリッジのピン側はしっかりとアームの支点に向けることができています。この構造は口金とカートリッジが短い距離でシンプルに結合するのでMITCHAKU構造と相まってとても強固であると同時に、共振も起こりにくいです。以下はターンテーブル中心とアーム中心の距離から推奨アンダーハングを計算してグラフにしたものですが、±3㎜程度に入っていれば良いでしょう。
リード線材はPCOCCAです。ヘッドシェルは硬質アルミの4㎜厚です。重量はリード線込みで16gですが、有効長が短くなるので、等価質量は14g相当になります。デジタル針圧計を使用するのが前提ですが、カウンターウエイトの目盛りで合わすなら15%ほど低めの設定になります。