規格外の広帯域スピーカーユニット
世界初の振動板素材MAOPとPluvia7HDの駆動部により37kHzまでフラットに再生
フルレンジユニットの性能の常識を超えた驚異的な広帯域スピーカーユニットです。MAOPコーンと旧Alpair7の流れをくむPluvia7HDの高性能駆動エンジンを最新設計のグラスファイバーシャシーに搭載したドライバーです。
MAOP7は一般的な12~20畳の環境に最適の設計で非常に繊細にかつダイナミックでスピード感のある原音再生をします。

Rectangular Wire採用のボイスコイル
MAOP_7v2は、ボイスコイルにレクタングル(平角)銅線を使用しています磁界の中での変換効率が丸線と比して30%程度効率が良いため駆動重量(MMD)を軽量化でき、また中域の渦電流の低減やコイルの折り返し部分が少なく表面積も大きく設計できるため、MAOP7v2の音質に全体域に渡って貢献しています。

また中域の渦電流の低減やコイルの折り返し部分が少なく表面積も大きく設計できるため、MAOP_7v2の音質に全体域に渡って貢献しています。
MAOP(Micro-Arc Oxidation Process Cone)
強電界酸化結晶化プロセス
艶消し状の光沢を抑えた表面がMAOPシリーズの特長ですが、その表面処理の名称です。
この処理は、非常に強い電圧(700V)をかけたアルカリ電解槽の溶液に合金製のコーンを長時間(1~2週間)浸漬し表面を酸化させながら結晶を生成するプロセスを意味します。この処理を採用する事で写真のようにコーンの表面が柔軟な無数の気泡(多くの穴が開いている)のある結晶体に変化します(この方法はコーン自体を変化させる方法でコーティングではありませんので質量増加は殆どありません)

スポンジの表面のように見える小さな結晶体と空気の穴が無数に見えます。この数週間のプロセスを経て生成されたメタルの山と空気の穴が再生音を自然なものにしています。
この表面を通過するマイクロレゾナンスパターンの発生するコーンでダンプすると言う新しい素材によりパルプ振動板に近いダンピング効果をメタル振動板に実現すると言う画期的な発明で、 非常に平坦な広帯域にわたる特性を実現たことで静かなドライバーと言われている理由です。

| SPユニット | MAOP_7v2 |
|---|---|
| 最大入力 | 20W (cont.) |
| 出力音圧レベル | 86.6dB /1w@1m |
| 定格インピーダンス | 5.4Ω |
| Mms | 3.38 g |
| Xmax(1way) | 4.5mm |
| 寸法 | 122.3 x 73mm |
| 重量 | 約1.5kg |
MAOP処理による究極の透明度
- MAOPユニットを鳴らして最初に感じたのは、「背景の静けさ」が別次元だということでした。不要な振動が驚くほど抑え込まれているおかげで、ノイズフロアが極めて低く、音が“真空の中”からすっと現れるような静寂感があります。そのおかげで、微細な息づかいや空気の揺らぎまでクリアに浮かび上がり、音楽の奥行きが格段に深く感じられます。
- 小口径ならではのスピード感が見事で、音の立ち上がりも収束もとにかく速い。
MAOP処理が効いているのか、細かいニュアンスの変化まで追いかけられ、解像度の高さに思わず聴き入ってしまいました。
小口径フルレンジの理想的な特性
- 70mmの小口径ゆえに、まさに“点音源”といった定位の良さが際立っています。
音像がくっきりと空間に定位し、スピーカーの存在を忘れるような自然さがあります。小口径だからといって音場が狭くなるわけではなく、むしろ立体的に広がるのが印象的でした。
そして何より、中域の再現性が本当に優秀です。
- ボーカルがふっと目の前に現れるような実在感があり、濁りのない透明な音色が心地よく響きます。アコースティック楽器の質感もリアルで、つい聴き入ってしまう魅力があります。









