圧倒的な解像度と自然な音の広がり
シングルサスペンション設計が生み出す、しなやかで躍動感あふれるサウンド
一般的なスピーカーユニットは、振動板の動きを支えるためにエッジとダンパー(スパイダー)の2つのサスペンション機構を備えています。しかし、Alpair 11MSは独自のシングルサスペンション設計を採用し、ダンパーを排除。エッジのみで振動板を支えることで、余計な制約のないスムーズな動作と、圧倒的な解像度を実現しました。

この設計により、振動板の動きがより自由になり、微細な音のニュアンスまで忠実に再現。ダンパーによる損失がないため、音の立ち上がりが速く、自然な響きと広がりのあるサウンドを生み出します。一方で、ボイスコイルとフレームは高剛性設計が施され、振幅時の安定性を確保。これにより、シングルサスペンションの課題とされる大入力時のコントロール性を向上させ、破綻のない再生を実現しています。

さらに、Alpair 11MSはXmax 8mmのロングストローク設計を採用。一般家庭での使用においても、不要な低域の過大振幅を抑えつつ、豊かで深みのある低音を再生可能です。
シングルサスペンションならではの開放感と繊細な表現力を存分に楽しめる、究極のフルレンジユニット。本格的な音楽再生を求めるオーディオファイルに最適な選択肢です。


| Revc(ボイスコイル直流抵抗) | 7.20 Ω |
|---|---|
| Fo(最低共振周波数) | 44.87Hz |
| Sd(振動板の有効振動面積) | 111.220 cm² |
| Vas(等価振動質量容積) | 20.36 L |
| Cms(振動系のコンプライアンス) | 1.159m M/N |
| Mmd(ダイアフラム+ボイスコイルの質量) | 10.85 g |
| Mms(振動系の総質量) | 1.96 WM |
| BL(磁束密度 × ボイスコイル長) | 7.654 T·M |
| Xmax(最大リニア振幅) | ±8.0mm(片道) |
| Pwr(許容入力) | 35W(連続) |

ダンパーレス構造による透明感と解像度
「ダンパーレス構造が、音の濁り(付帯音)を完全に排除しました。」
従来のユニットで音を濁らせる一因となるダンパー(スパイダー)を廃止したことで、振動系の制動が極めて自然になり、付帯音がほとんどない、非常にクリアで純度の高い音が得られました。
「微小信号の再現性が抜群です。」
ダンパーによる抵抗がなくなることで、特に小音量時や繊細な表現において、コーンの動きが極めて自由になり、微小信号の再現性が格段に向上しました。音場の奥深さや残響の表現がリアルだと感じます。
大口径ユニットがもたらす余裕と低域
「口径6.5インチの余裕。圧倒的なスケール感です。」
フルレンジとしては大口径の6.5インチクラスであるため、余裕のある再生を実現し、小口径ユニットでは得られない圧倒的なスケール感と、豊かで自然な低域再生能力を持っています。
「音に重みと安定感があり、非常に音楽的です。」
単なる高解像度だけでなく、大口径ならではの音の重みと安定感があり、リスニングにおいて非常に音楽的で説得力のあるサウンドを体験できます。









