3本の編組LCNV導体が、スピーカー駆動に確かな余裕をもたらす
合計13AWG相当の断面積と紙/コットン/バーニッシュ複合誘電体で構成するMAUVEシリーズのスピーカーケーブル
MAUVEシリーズについて
MAUVE(モーヴ)シリーズは、Luna CablesのミドルクラスケーブルラインナップでORANGEシリーズの上位に位置します。ORANGEシリーズとの最も大きな違いは導体と誘電体の素材にあります。MAUVEのRCA・XLR・Digitalケーブルには、現代では入手が極めて困難なNOS(New Old Stock)錫メッキ銅導体を採用。誘電体にも、ORANGEのワックスドコットンに代えて紙・コットン・バーニッシュ(ワニス)の複合体を使用し、さらに高い誘電特性と制振性を実現しています。

MAUVEシリーズの音は、ORANGEシリーズと比べてより豊かなハーモニクスと音楽的な丸みを持ちます。楽器ひとつひとつに自然な空間が生まれ、細部は誇張されることなく、演奏の息づかいとともに静かに浮かび上がります。派手さや刺激とは無縁で、音楽の呼吸に寄り添うように鳴り、録音の奥に潜んでいた情報が当然のように聴こえてくる。長時間の試聴でも疲れを感じさせないのは、スペクタクルな演出ではなく、音色の正確さと自然な生命感を軸に設計されているからです。
プロダクト・コンセプト
Luna Cables MAUVE Speakerは、3本の手編みLCNV 18AWG導体を1極性あたりに使用し、合計13AWG相当の断面積を実現したスピーカーケーブルです。複数の導体を手で編み込む構造は、単純な太線とは異なり、導体間の電磁的な相互作用を抑えながら大電流の伝送を可能にします。

誘電体には紙・コットン・バーニッシュの複合体を採用し、MAUVEシリーズ共通の自然素材による低干渉設計をスピーカーケーブルにも貫いています。アンプからスピーカーへの信号を余裕をもって伝送しながら、MAUVEシリーズらしい豊かなハーモニクスと音色の正確さを両立。コネクターは低質量ゴールドメッキバナナとゴールドメッキ銅スペードからお選びいただけます。
Luna Cables:モントリオール発、職人の手から生まれるケーブル
Luna Cablesは、カナダ・ケベック州モントリオールに拠点を置くハンドメイド・オーディオケーブルブランドです。すべての製品はワークショップで少量生産され、一本一本が職人の手によって仕上げられます。量産品にはない丁寧さと、素材へのこだわりがLuna Cablesの音楽性を支えています。

■ LCNV導体(Luna Cable Neo Vintage):ヴィンテージ加工機が生む唯一無二の導体
LCNVはLuna Cable独自の配合・独自の製法で生産される自社製銅導体です。最先端のCNC加工機ではなく、あえてヴィンテージの線材加工機を用いることで、現代の精密機械では再現できない独特の結晶構造と柔軟性を持つ導体に仕上がります。この「古いものの良さ」を現代のハイファイに活かすというアプローチこそが、Lunaサウンドの核心です。

■ 紙/コットン/バーニッシュ複合誘電体:三層構造が生む低干渉と制振性
MAUVEシリーズでは、ORANGEシリーズのワックスドコットンに代えて、紙・コットン・バーニッシュ(ワニス)の複合体を誘電体として採用しています。誘電体とは導体を覆う被覆材の電気的特性を指す言葉で、素材の誘電率が低いほど信号波形への余計な干渉が少なくなります。紙とコットンという自然素材にバーニッシュを組み合わせたこの複合体は、低誘電率と高い制振効果を両立し、信号への干渉を最小化しながら豊かな音楽表現を引き出します。

■ すべての接点を手ハンダで仕上げる、妥協なき職人仕事
Luna Cablesのすべてのケーブルは、接続部の半田付けをひとつひとつ手作業で行います(All connections hand soldered)。機械による大量生産では得られない緻密な接点品質が、信号の透明度と長期的な信頼性に直結します。手間を惜しまないこの工程こそ、Luna Cablesが上位オーディオブランドと肩を並べる理由の一つです。

■ コットンジャケット:内側から外側まで自然素材で統一
外装には柔軟で取り回しのよいコットンジャケットを採用。合成樹脂のチューブにはない適度な柔軟性と吸音性を持ち、設置時の余計なテンションや振動の伝搬を抑制します。素材を内側から外側まで徹底して自然素材で統一するというLunaの哲学が、ここにも表れています。

主な特徴
- 手編みLCNV 18AWG(7 × 28AWG)導体 × 3本、合計13AWG相当/極性:28AWGのLCNV銅素線を7本撚り合わせた18AWG導体を、1極性あたり3本手で編み込んで使用。合計13AWG相当の断面積がアンプからスピーカーへの大電流を余裕をもって伝送し、低域の制動力と高域の伸びを両立します。
- 手編み構造による導体間干渉の抑制:複数の導体を手で編み込むことで、導体間の電磁的な相互作用を制御。単純な太線では得られない、安定した信号伝送と過渡応答特性を実現します。
- 紙/コットン/バーニッシュ複合誘電体:低誘電率の複合誘電体が各導体を被覆し、導体間および外来からの電気的干渉を最小化。MAUVEシリーズらしい豊かなハーモニクスと音色の正確さを支えます。
- 低質量ゴールドメッキバナナ / ゴールドメッキ銅スペード:バナナは低質量タイプのゴールドメッキ、スペードはゴールドメッキ銅を採用。ご注文時にいずれか、または混在(片端バナナ・片端スペード)でもお選びいただけます。すべての接点を職人が手ハンダで仕上げています。

| 導体 | 手編み LCNV(Luna Cable Neo Vintage)18AWG(7 × 28AWG)× 3本 合計13AWG相当/極性 |
|---|---|
| 誘電体 | 紙/コットン/バーニッシュ複合体 |
| 外装 | コットンジャケット |
| コネクター | 低質量ゴールドメッキバナナ / ゴールドメッキ銅スペード(ご注文時にご指定ください・混在可) |
| 接続方法 | 全接点 手ハンダ仕上げ |
| 製造 | ハンドメイド(カナダ・モントリオール) |
| ラインナップ(長さ) | 1.0m / 1.5m / 2.0m / 2.5m / 3.0m / 3.5m / 4.0m / 4.5m / 5.0m(ペア) |
フランス・ポーランド・米国など世界各国のオーディオ専門誌・評論家から、MAUVEシリーズは「音楽の自然さと音色の正確さを最優先したケーブル」として高い評価を得ています。
【Stereophile(米国)】Recommended Components 継続掲載
米国の権威あるオーディオ誌Stereophileの「Recommended Components」リストに、MAUVE Power CableおよびMAUVE Speaker Cableが2017年から2024年にわたり継続掲載されています。長期にわたる掲載は、MAUVEシリーズの音楽的完成度と信頼性を裏付けるものです。
【High Fidelity(ポーランド)】MAUVE SpeakerケーブルおよびMAUVE RCAインターコネクト
「このカナダのケーブルセットが提供するサウンドは、一方では丸みがあり、他方では非常に生き生きとしてオープンだ。前景が近く、聴き手に迫ってくる。それを求める者にとっては、これはホーリーグレイルになり得る。」
【Audiophile Magazine(フランス)】MAUVEシリーズ
「MAUVEシリーズを使用して感じたのは、何よりも自然さと音色の正確さだ。私はオーディオケーブルにおいてこの自然さを何より重視しており、音をあまりにスペクタクルにしてしまうケーブルは常に避けてきた。MAUVEはその正反対だ。」









