ネットワーク経路のノイズを、二重の壁で遮断する
個別シールドと全体シールドの2重構造を加えたEthernetケーブル
MAUVEシリーズについて
MAUVE(モーヴ)シリーズは、Luna CablesのミドルクラスケーブルラインナップでORANGEシリーズの上位に位置します。ORANGEシリーズとの最も大きな違いは導体と誘電体の素材にあります。MAUVEのRCA・XLR・Digitalケーブルには、現代では入手が極めて困難なNOS(New Old Stock)錫メッキ銅導体を採用。誘電体にも、ORANGEのワックスドコットンに代えて紙・コットン・バーニッシュ(ワニス)の複合体を使用し、さらに高い誘電特性と制振性を実現しています。

MAUVEシリーズの音は、ORANGEシリーズと比べてより豊かなハーモニクスと音楽的な丸みを持ちます。楽器ひとつひとつに自然な空間が生まれ、細部は誇張されることなく、演奏の息づかいとともに静かに浮かび上がります。派手さや刺激とは無縁で、音楽の呼吸に寄り添うように鳴り、録音の奥に潜んでいた情報が当然のように聴こえてくる。長時間の試聴でも疲れを感じさせないのは、スペクタクルな演出ではなく、音色の正確さと自然な生命感を軸に設計されているからです。
プロダクト・コンセプト
Luna Cables MAUVE EthernetはORANGE Ethernetと同じLCNV 22AWG(7 × 30AWG)導体を8本使用した手ツイストペア構成を継承しながら、シールド構造をより徹底させたEthernetケーブルです。ORANGE Ethernetの全体シールド1層に対し、MAUVE Ethernetでは各ペアを個別にシールドしたうえでさらに全体にシールドを重ねた2重構造を採用。ネットワーク機器から発生する高周波ノイズと外来電磁ノイズを2段階で遮断します。

誘電体には紙・コットン・バーニッシュの複合体を使用し、ORANGE Ethernetのワックスドコットンからさらに一歩進めた低干渉設計としています。ネットワークオーディオの入り口に、MAUVEシリーズの素材哲学を貫いた一本です。
Luna Cables:モントリオール発、職人の手から生まれるケーブル
Luna Cablesは、カナダ・ケベック州モントリオールに拠点を置くハンドメイド・オーディオケーブルブランドです。すべての製品はワークショップで少量生産され、一本一本が職人の手によって仕上げられます。量産品にはない丁寧さと、素材へのこだわりがLuna Cablesの音楽性を支えています。

■ LCNV導体(Luna Cable Neo Vintage):ヴィンテージ加工機が生む唯一無二の導体
LCNVはLuna Cable独自の配合・独自の製法で生産される自社製銅導体です。最先端のCNC加工機ではなく、あえてヴィンテージの線材加工機を用いることで、現代の精密機械では再現できない独特の結晶構造と柔軟性を持つ導体に仕上がります。この「古いものの良さ」を現代のハイファイに活かすというアプローチこそが、Lunaサウンドの核心です。

■ 紙/コットン/バーニッシュ複合誘電体:三層構造が生む低干渉と制振性
MAUVEシリーズでは、ORANGEシリーズのワックスドコットンに代えて、紙・コットン・バーニッシュ(ワニス)の複合体を誘電体として採用しています。誘電体とは導体を覆う被覆材の電気的特性を指す言葉で、素材の誘電率が低いほど信号波形への余計な干渉が少なくなります。紙とコットンという自然素材にバーニッシュを組み合わせたこの複合体は、低誘電率と高い制振効果を両立し、信号への干渉を最小化しながら豊かな音楽表現を引き出します。

■ すべての接点を手ハンダで仕上げる、妥協なき職人仕事
Luna Cablesのすべてのケーブルは、接続部の半田付けをひとつひとつ手作業で行います(All connections hand soldered)。機械による大量生産では得られない緻密な接点品質が、信号の透明度と長期的な信頼性に直結します。手間を惜しまないこの工程こそ、Luna Cablesが上位オーディオブランドと肩を並べる理由の一つです。

■ コットンジャケット:内側から外側まで自然素材で統一
外装には柔軟で取り回しのよいコットンジャケットを採用。合成樹脂のチューブにはない適度な柔軟性と吸音性を持ち、設置時の余計なテンションや振動の伝搬を抑制します。素材を内側から外側まで徹底して自然素材で統一するというLunaの哲学が、ここにも表れています。

主な特徴
- LCNV 22AWG(7 × 30AWG)導体 × 8本、手ツイストペア構成:30AWGのLCNV錫メッキ銅素線を7本撚り合わせた22AWG導体を8本使用し、職人が手でツイストして4ペアを形成。機械ツイストでは生まれない微細なテンションの調整が、ノイズ耐性と信号の安定性に寄与します。
- 各ペア個別シールド + 全体シールドの2重構造:4つのツイストペアをそれぞれ独立した錫メッキ銅ブレードで個別シールドし、さらにその外側に全体を覆うシールドを重ねた2重構造を採用。ORANGE Ethernetの全体シールド1層から大幅に強化され、ネットワーク機器からの高周波ノイズと外来電磁ノイズを2段階で遮断します。
- 紙/コットン/バーニッシュ複合誘電体:各導体を低誘電率の複合誘電体で被覆し、導体間および外来からの電気的干渉を最小化。Ethernet伝送の信号品質を素材の面から支えます。
- Telegärtner製RJ45コネクター(改造・手ハンダ仕上げ):ドイツの通信インフラ向けコネクターメーカーTelegärtner社製RJ45を改造して採用。すべての接点を職人が手ハンダで仕上げています。

| 導体 | LCNV(Luna Cable Neo Vintage)錫メッキ銅 22AWG(7 × 30AWG)× 8本(手ツイストペア) |
|---|---|
| 誘電体 | 紙/コットン/バーニッシュ複合体 |
| シールド | 錫メッキ銅ブレード(各ペア個別)+ 錫メッキ銅ブレード(全体)2重構造 |
| 外装 | コットンジャケット |
| コネクター | Telegärtner製 RJ45(改造・手ハンダ仕上げ) |
| 接続方法 | 全接点 手ハンダ仕上げ |
| 製造 | ハンドメイド(カナダ・モントリオール) |
| ラインナップ(長さ) | 1.0m / 1.5m / 2.0m / 2.5m / 3.0m / 3.5m / 4.0m |
海外レビュー・評価(Reviews & Testimonials)
フランス・ポーランド・米国など世界各国のオーディオ専門誌・評論家から、MAUVEシリーズは「音楽の自然さと音色の正確さを最優先したケーブル」として高い評価を得ています。
【Stereophile(米国・2017〜2024年)】Recommended Components 継続掲載
米国の権威あるオーディオ誌Stereophileの「Recommended Components」リストに、MAUVE Power CableおよびMAUVE Speaker Cableが2017年から2024年にわたり継続掲載されています。長期にわたる掲載は、MAUVEシリーズの音楽的完成度と信頼性を裏付けるものです。
【Audiophile Magazine(フランス】MAUVEシリーズ
「MAUVEシリーズを使用して感じたのは、何よりも自然さと音色の正確さだ。私はオーディオケーブルにおいてこの自然さを何より重視しており、音をあまりにスペクタクルにしてしまうケーブルは常に避けてきた。MAUVEはその正反対だ。」









