最新技術の新世代トーンアーム
非常にクリアで解像度の高いハイエンドサウンド
クラシックを継承し、アナログ技術を継承
Jasmine TB297トーンアームは、史上最高のトーンアーム設計のエッセンスを吸収し、科学的なトラッキングアルゴリズムを通してトラッキングパラメーターを最適化し、最新の精密加工技術と新素材を採用しています。
ダイナミックバランストラッキングフォース
スタイラスをより安定させ、再生音をよりハイファイにします。
合理的でクラシカルなメカニカルデザイン
デザインコンセプトは、アナログ音楽時代への愛と敬礼です。
優れたトラッキング性能
トラッキングディストーションは最大0.5%以下です。外周、内周を問わず、音の歪みの問題は発生しません。
標準のアームとしてジャスミンのダイナミックバランスのアームを購入した。ロングタイプのトーンアームで0バランスをとった後針圧を回転軸上の目盛を見ながらツマミを回して合わせる。ラテラルバランサーとインサイドフォース・キャンセラーは0.5g目盛り。アームリフターとアーム受けはアームに取り付けられたベース上にあり、両者共にホーローネジで調整固定可能。サウンドはかっちりとした解像度が高い。アーム取り付け位置は取り付けベースで変更自由。付属の型紙を使ってオーバーハングとアーム軌跡を合わせれば良い。オーディオ最盛期に発売された日本製品のように中国製も気合が入っている。
このアームはセンターが軸から右にオフセットした独特の形状をしています。針圧加圧はウエイトではなくスプリングなどの別の加圧機構を持つダイナミックバランス方式です。カタログにも書いてある通り、これまでの最高のトーンアームデザインの本質を吸収し、継承しているようです。ですから有名なトーンアームに似ているところが多々あります。しかし、それをジャスミンの技術によってより高いレベルに最新の精密加工技術と新素材によって実現させたとあります。同社のターンテーブルTT-D200MK2との組み合わせで試聴した時、最初に感じるのはハイエンドの音だということです。明確で情報量の多いサウンドは試聴された方々からはデジタルハイレゾを聴いているようだと評価されました。その能力を発揮させるためにはセッティングと調整が必要で、ターンテーブルの高さ調整機構を使って水準器でX・Yを正しく調整しましょう。アームの位置を決めるオーバーハングの調整は専用のプラスティック製の治具が付属していますので、それを使って調整します。針圧の加圧は軸受け部分にあるツマミを時計方向に止まるまで回し、反時計方向に回して加圧するが普通のトーンアームですので、最初は戸惑いました。使用可能なカートリッジの重量は5~17gですが、同社のM2のような軽いカートリッジを取り付けると、バランスウエイトが中心部にぎりぎりに近づいてしまいますので、ウエイトの付加が必要です。インサイドフォースキャンセラーのウエイトの軸に目盛りが入っていますが、これは全くあてになりません。カートリッジによって大きく変わるので、テストレコードを使用した調整は必要です。これらの調整をして試聴すると、非常にクリアで解像度の高いハイエンドのサウンドを聴くことができます。
*Bakoon Products 永井代表
有効長 | 309mm |
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ピボットからスピンドルまでの距離 | 297mm |
オーバーハング | 12mm |
オフセット角度 | 16.9° |
ピークディストーション | <=0.5% |
ヌルポイント | 61.60mm、118.06mm |
自重 | min.5、max.17g |
有効質量(ヘッドシェルを除く) | 5g |