ヘッドシェルの中に、かつての名機の魂を
現代技術で甦る、究極のMCヘッドアンプ
1970年代後半、ヤマハが発売したHA-2、HA-3は、ヘッドシェル内部にMCヘッドアンプを組み込み、微小信号をシェル内で増幅して送るという画期的な構想を実現しました。
しかし当時の製品は極めて希少で、今では入手困難。そこでFidelixは、ヤマハの思想と互換性を保ちつつ、MITCHAKUシリーズの高剛性シェル構造と、現代の高性能部品を融合させたヘッドアンプシステム「SATELLITE」を開発しました。

内部には、ヤマハと同一チップ構造を持つ**2SK369デュアルFET(2パラ構成)**を採用。これにより電流量を2倍に、電圧性ノイズを理論的に3dB低減。さらに、**左右独立の単2ニッケル水素電源(各4本直列)**により、驚異的な静寂と低ノイズを実現しました(入力換算雑音電圧 -154dBV)。

部品には、PRP社の非磁性抵抗、PPSフィルムコンデンサー、Nichicon FG電解コンデンサーなど、聴感と測定結果の両面で優れたパーツを厳選。理屈を超えた“音の真実”を追求しています。
シェルリードにはφ0.12mm 6N OFC 7本撚り線を採用し、信号の微細な質感まで忠実に伝達。MITCHAKUヘッドシェルが付属します。
SATELLITEは単なる復刻ではなく、アナログの本質を現代の精度で再構築したリファレンスモデル。
聴感・測定・構造のすべてが融合した、Fidelixの哲学を体現するヘッドアンプです。

| 形式 | ヘッドシェル内アンプ内蔵型MCヘッドアンプシステム |
|---|---|
| 入力換算雑音電圧 | -154dBV(RIAA+IHFA) |
| ゲイン | 26dB |
| 電源 | 単2型ニッケル水素×8(左右独立、6V充電器付属) |
| 入力換算雑音電圧 | -156dBV |
| ヘッドシェル | MITCHAKU付属 |
| シェルリード線 | φ0.12 6N OFC 7本撚り |
| 寸法 | 約W200×D150×H50mm |
| 重量 | 約1kg |









