音場に空気感を、音楽に生命を
極限まで研ぎ澄まされたリボンツイーターが、音楽の細部を解き放つ
音楽に新たな空気感と立体感を
FRT-120K(愛称:Pamina)は、自然な倍音と空気感を引き出すために徹底した設計思想で開発されたリボン型スーパーツイーターです。4kHzから120kHz、さらに±10dBで150kHzという超広帯域再生に対応し、ハイレゾ音源はもちろん、アナログディスクやCDでも音場の広がりと透明感を劇的に高めます。
リボン振動板とトランスレス構造
数多くのツイーターを比較・測定した結果、最も優れた特性を示したのは、薄くて縦長の振動板を持つ方式でした。振動板全面が同時に前後運動するため、剛性を高める必要がなく、軽量なフィルムや箔を使用できます。この構造により、質量が極めて小さくなり、応答性と周波数特性が飛躍的に向上しました。さらに、リボン型でありながらトランスレス構造を採用し、信号ロスを徹底的に排除。リボン特有の繊細でスピード感のある音を純粋に引き出します。

厳選されたパーツとキャビネット
使用されるパーツは音質を最優先に選び抜かれています。コンデンサーにはPPSフィルムを、コイルにはリッツ線をニスで固定した空芯タイプを採用。配線材にはポリエチレン被覆の無酸素銅線を使用し、端子には非磁性体を採用することで、信号の純度を最大限に保ちます。キャビネットには重量と硬度を兼ね備えたブビンガ材を使用し、楽器のような質感と不要共振の抑制を両立しました。すべては、より自然で響きの豊かな音を実現するための選択です。

精密なペアリングと音の魅力
FRT-120Kは、出荷前に厳格な測定と特性マッチングを行い、最良のペアリングで提供されます。その結果、左右の再生特性が揃い、スーパーツイーターの役割を超えた音楽再生が可能となります。このツイーターを加えることで、弦楽器の倍音やボーカルの吐息、ホールの響きまでが生々しく再現され、音楽に生命感と奥行きが生まれます。
システムを進化させる一台
FRT-120Kは、ハイレゾ音源やSACDの魅力を引き出すだけでなく、アナログディスク再生においても効果を発揮します。高域に自然な伸びと空気感を求める方に、ぜひお試しいただきたいスーパーツイーターです。
形式 | トランスレス型によるリボン型 |
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周波数特性 | 4kHz-120kHz 150kHz(±10dB) |
入力電力 | 20W (ピーク) 10W(定格) |
インピーダンス | 6 ohms |
能率 | 86dB (2.83V) |
寸法 | 底134mm 天106mm 高94mm 奥70㎜ |
重量 | 700g |


