エミッションラボ
EML274 整流管

Western Electricの魂を受け継ぐ至高の整流管

Emission Labs（EML）274B整流管は、伝説のWestern Electric 274シリーズの血統を受け継ぐフルウェーブ整流管です。電気的にはオリジナルの歴史的な真空管と同等であり、Octalソケットを採用することで、モダンなアンプ環境での互換性を強化しています。この整流管は、上質なサウンドと安定性を両立し、真空管アンプに最高のパフォーマンスをもたらします。

洗練された音質とノイズ低減を実現する構造

EML 274Bは、2つのダイオードのフィラメントを直列接続する設計を採用し、動作の安定性を高め、信号への影響を最小限に抑えています。この構造により、トランスからの機械的ハムが減り、ノイズ放射が最小限に抑えられます。その結果、5U4Gなどの低インピーダンス整流管や半導体整流器と比べ、透明感と立体感のある洗練された音質が得られます。特に小音量時でも緻密なディテールが感じられると、オーディオ愛好家から高い評価を得ています。

安定した電力供給と柔軟なシステム対応

本機は、小型コンデンサとの組み合わせにおいて、C-L-Cフィルター構成で安定した電力を供給します。最大140mAの電流を安定供給可能であり、さらに電圧や電流が低い条件下であれば、標準の4uFではなく20uFのコンデンサも使用可能な柔軟性も備えています。これにより、システムに合わせたきめ細かな電源チューニングが可能です。

音質にこだわる方へのおすすめ

オーディオファンからの高い評価が示す通り、EML 274Bは、トランスからのノイズを驚くほど低減し、サウンドをより自然で深みのある表現へと変貌させます。音質と安定性にこだわる真空管アンプオーナーにとって、最高の選択肢となるでしょう。（なお、274Aが必要な場合は、EML 80を推奨します。）

フィラメント定格

最大定格(同時不可)

電源品質の劇的な向上

• EMLの整流管に替えてまず感じたのは、電源ノイズが驚くほど減ったことでした。リップルノイズがしっかり抑えられているため、アンプ全体のS/N比が一段と向上し、背景の静けさがまるで別物のように滑らかになります。音が“無音の闇”から立ち上がる感じがとても心地よく、音楽がより純度の高い形で耳に届くようになりました。
  
• 低域の安定感も大きく改善されています。電流の供給が安定することでアンプの反応が速くなり、低域がどっしりと揺るぎなく、音全体にも力強さが生まれます。以前よりもダイナミクスが自然に伸び、音楽のエネルギーがストレートに感じられました。
  

音質への貢献と透明度

• 音色は非常にニュートラルで、整流管による余計な色付けがありません。そのため、アンプ本来の音の魅力をそのまま引き出してくれる印象があります。増幅管や回路の特徴が素直に現れ、音作りの“純度”が高まるのがわかります。
  
• ノイズが下がったことで音の分離も向上し、楽器一つ一つの輪郭がクリアになります。音場の立体感が増し、フォーカスがピタッと決まるようになり、再生空間のリアリティがぐっと高まります。
  

高い信頼性と耐久性

• 整流管はアンプの心臓部ともいえる重要なパーツですが、EMLの整流管は耐久性や安定性が非常に高く、長期間にわたって安心して使える点も大きな魅力です。電源部が安定しているだけで、システム全体の安心感が一気に増します。