Bakoon Products
SCL CAP-1003 スモール・ヘッドフォンアンプ

バクーンプロダクツから狭い空間にジャストフィットのサイズで高品質の音楽ライフをプロデュースするCAPシリーズが誕生しました。
CAP-1003は75(W)x30(H)x100(D)mmわずか180gの極小サイズのヘッドフォンアンプです。出力段を純A級動作で高品質の音色が得られるよう設計されているので、音楽だけではなく映画の音声も存分に楽しむ事が出来ます。

バクーンプロダクツはロゴ及び名称をSCL (SATRI Circuit Laboratory/サトリ回路研究所)へと順次変更して参ります。

CAP-1003は無帰還アンプですので広大な周波数特性と素晴らしい過渡特性を持っています。スマートフォン、タブレット、モバイルのミュージック・プレーヤーなどのヘッドフォン端子出力を入力し、プレーヤーのヘッドフォン出力の負荷を軽くすることで歪みを少なくして、その信号を新しく開発したIC "HBFBC" を搭載した強力な出力回路でヘッドフォンを駆動します。

他のCAPシリーズ同様に電源は+5V、USBやモバイルバッテリーから供給できます。
モバイルバッテリーは10000mAHなどの大容量の物があるため、あまり動作電流を絞らなくても十分に動作させることが出来ます。 内部で±5Vとして、安定動作を実現しています。入力はRCAとミニ・フォンジャックの二つがあり、フロントの入力切り替えスイッチで選択することができます。

雑音は0.0011mVでS/N比は-119.2dbになります。
HBFBCと組み合わせた出力回路の雑音特性は優秀で、小音量の時にも再生音に濁りを生じません。
また、ヘッドフォンを低インピーダンスで強力に駆動しますので、低雑音との相乗効果により細かな音もはっきりと聴こえます。
-3dbの周波数は3.28MHzです。 100kHzでは位相も周波数特性もフラットです。周波数特性が広帯域なので、方形波の再生もきれいです。

第一印象はとても小さい。元々バクーンの製品はハイエンド以外はコンパクトなサイズが多いが、このヘッドフォンアンプCAP-1003は、新しい小型CAPシリーズの中でも群を抜いて小さい。掌にすっぽり収まってしまうくらい小さい体にRCAとイヤフォンの入力の2系統があるのは嬉しい。音がまたイイ。バクーンだから手は抜かない。まるで先ほどまで霞んでいた空気が晴れ渡り、見通しが良くなったおかげで遠くの景色までがクッキリと見渡せるようになったようだ。ユーチューブのライブ映像の中で躍動するヴォーカルは、声にはハリがあり、伸びのある高音がライブ会場を突き抜けて行く。数万人収容のスタジアムの熱気が臨場感いっぱいに伝わってくる。音の分離がいいのだろう、楽器とヴォーカル、観衆の熱狂が融け合わず、うるさくないのだ。これは、映画もかなり楽しめるだろう。USB接続で携帯用のバッテリーが使えるのようになったのは秀逸。これで世界中悩まず連れ出せる。電源ノイズともおさらばだ。