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第4世代『響』回路を搭載
MCカートリッジの潜在力を解き放つフォノイコライザー
第4世代「響(HIBIKI)」回路搭載。アナログ信号の無限の解像度を再現する超低ノイズ設計
CAP−1002 MK2は、アナログレコードが本来秘めているサウンドを手軽に、かつ高精度で再生できるよう開発されました。無帰還アンプ方式の採用により、無限の解像度を持つアナログ信号の持つ情報を最大限に引き出します。
最大の進化:第4世代「響」回路
- 飛躍的な回路精度: 初代から一挙に第4世代へと進化した独自回路「響(HIBIKI)」 を搭載。回路精度が飛躍的に高まりました。
- 圧倒的な MC 効果: 入力インピーダンスは従来の半分以下に低減。特に MC カートリッジを電流入力で使用する際には圧倒的な効果を発揮し、よりストレートで濁りのない再生が可能となりました。
- 超高 S/N 比: 従来のイコライザーアンプでは得られなかった大きな S/N 比を達成。MC入力換算 S/N 比は −155dB に達し、雑音の少ないクリアで鮮明な再生を可能にします。

独自の無帰還 RIAA カーブ増幅方式
- 安定動作: CAP−1002 MK2 は、増幅度そのものが RIAA カーブになるという独自原理の無帰還アンプを採用。クリップなどの問題が発生せず、安定した動作を実現します。
- 情報量の維持: 無帰還方式は、アナログレコードが秘める無限の情報量を損なうことなく再現します。
MC/MM 両対応と劣化のないゲイン切替
- 最大限の情報量: MM カートリッジだけでなく、出力電圧の小さい MC カートリッジでも、第4世代「響」回路によって雑音を抑えつつ最大限の情報を引き出します。
- 最適なS/Nを保つゲイン切替:イコライザーのゲインを「High」(出力の小さいカートリッジ)と「Low」(大きいカートリッジ)の二段階に切替可能。常に最適な状態で再生できます。しかも、イコライザー素子そのものを切替える方式のため、ゲイン切替による S/N 比の劣化は一切ありません。

バッテリー電源採用でノイズをシャットアウト
- ノイズレス駆動: 電源は USB 充電器やモバイルバッテリーが使用できます。モバイルバッテリーを使うことで、商用電源からのノイズなどの影響を受けません。
- 長時間使用: 消費電流は 5V/250mAのため、10Ahのバッテリーで約40時間の使用が可能です。
Spec
| 最大出力 | 8V(1%歪) |
|---|---|
| 歪率(1KHz) | 2V:0.07% |
| 入力換算S/N比 | -155db(MC) / -126db(MM) |
| 周波数特性 | 20Hz~50KHz |
| RIAA 誤差 | ±0.3dB |
| 寸法 | W130 x H30x D180mm |
| 重量 | 420g |
| 電源 | 5V250mA DC |
小型ながら極めて静かなバックグラウンド
CAP-1002 MK2は、非常にコンパクトなフォノイコライザーでありながら、背景の静けさが際立つ。電源由来のノイズ感が極めて少なく、S/Nの良さがすぐに体感できる。レコード再生で問題になりがちなハムノイズやざらつきが抑えられ、音楽が静かな空間から自然に立ち上がる。
正確で癖のない音調
音色はニュートラルで、特定の帯域を強調する傾向は見られない。中域は自然で、ボーカルや弦楽器の質感が素直に再現される。高域は滑らかで刺激感が少なく、低域も過度に膨らまず、輪郭のはっきりした再生となる。いわゆる“フォノアンプの音”を主張せず、カートリッジの個性をそのまま引き出すタイプだ。
解像度と情報量
小型機ながら情報量は豊かで、細かなニュアンスや余韻が丁寧に描き出される。音の立ち上がりが速く、リズムのキレも良好。音像のフォーカスが合いやすく、楽器の位置関係が整理されて聴こえる点も印象的だ。
音場表現と安定感
音場は不自然に広げる方向ではなく、落ち着いた広がりと奥行きを持つ。編成が複雑な楽曲でも音が混濁しにくく、オーケストラやジャズアンサンブルでも見通しの良さが保たれる。再生全体に安定感があり、長時間のリスニングでも疲れにくい。
CAP-1002 MK2は、小型フォノイコライザーでありながら、高いS/N、ニュートラルな音調、十分な解像度を兼ね備えた完成度の高い一台である。カートリッジの持ち味を素直に楽しみたいユーザーや、コンパクトなアナログシステムを志向するリスナーに適したフォノイコライザーと言える。









