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電流駆動方式が奏でる味わい深いサウンド
DC電源で生まれ変わったMK2
HDA-5230MK2は電流駆動方式のみをサポートします。開発段階で電圧駆動回路を通さずに直接電流駆動方式を引き出せるSATRI-IC回路を開発した結果、製品のサイズを小さくすると同時に、変換過程を経ないより精密な動作が可能になっています。電圧駆動と電流駆動は全く異なる音特性を持つため、他のアンプでは聴きにくい独特の魅力的な音を電流駆動方式が聴かせてくれます。
ヘッドフォンを電流で駆動することにより、電圧駆動に比べると歪が少なくなり、より精密な再生をすることが可能です。ヘッドフォンはインピーダンスの周波数特性のうねりが少ないものが多く、それらのヘッドフォンを電流出力で使用すると、電圧駆動では得られない多くの情報を聴く事が可能です。
背面にはソース機器からの入力用のRCA端子1組とDC電源アダプター接続端子が、前面には6.5mmシングルヘッドホン出力端子1基が配置されています。電流駆動方式でのボリューム段はレシーバーのインピーダンスサイズに比例して音量も大きくなるため、同じ音量で300Ωのヘッドフォンが32Ωのヘッドフォンよりおよそ10倍の音量を得ることができます。 このため、HDA-5230MK2の電流ゲイン調整スイッチは、低インピーダンスレシーバーと接続する際には"HIGH"に合わせる目的で使用します。
電流出力は非常に高いインピーダンスでヘッドフォンを駆動しますので、音の歪みが少なく、周波数特性はヘッドフォンのインピーダンスカーブによって変化しますので、ほとんど全てのヘッドフォンに適応します。
HDA-5230MK2の利点は、小さな音量で聞く人にとってより際立つでしょう。低音量でもSN比がそのまま維持され、きれいな信号を伝えるからです。これは特に一つの曲内で音量差が大きく出る大編成クラシックのような曲を聴くときに強みになります。同社の他のアンプ同様にHDA-5230MK2は信号の増幅率を調整して増幅値を調整するゲイン調整方式です。この場合、増幅後の減衰で起こりうるSN比の低下はもちろん、低音量での左右偏差の問題まで一挙に解決できます。
立ち上がりが非常に早く、ダイナミックで力強い低音、臨場感があり、深く広大で静寂のバックグラウンドと音場。数多あるヘッドフォンアンプとは一線を画す音です。圧倒的な臨場感と解像度、驚くほど自然な再生音と奥行きのあるライブサウンドは長時間聴いていても聴き疲れしません。想像以上に快適で一度聴いたら手放せないでしょう。
HDA-5230MK2は、バッテリー搭載型だった前モデルのHDA-5230から内蔵バッテリーを外し、外部DC電源供給に仕様変更したモデルです。これにより自宅ではバッテリー使用時間に縛られず、外出先では、携帯式のバッテリーパックでの使用が可能になりました。
電流出力ゲイン(倍) |
Low: 32Ω/0.38, 100Ω/1.2, 200Ω/2.3, 600Ω/6.9 High: 32Ω/0.75, 100Ω/2.3, 200Ω/4.6, 600Ω/13.7 |
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歪率(1mW) |
負荷抵抗=32Ω/0.032%, 100Ω/0.01%, 200Ω/0.005%, 600Ω/0.004%
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最大出力: 1%歪最大出力(mW) |
32Ω/9.3, 100Ω/27, 200Ω/54, 600Ω/93.5 |
周波数特性 | 10kHz ~ 100kHz |
ヘッドフォンインピーダンス | 33Ω |
電流出力入力換算雑音(-db) |
Low: 32Ω/105.6, 100Ω/100.7, 200Ω/97.7, 600Ω/96.8 High: 32Ω/109.4, 100Ω/104, 200Ω/101.7, 600Ω/95.7 |
適合インピーダンス | 8-600Ω |
ゲイン | 4.5倍 |
電源 | 5VDC/500mA |
外寸 | 78mm(H) x 235mm(W) x 295mm(D) |
重量 | 約300g |