18.2kgの物量で、信号を静かに制御する。
34接点Lパッド型アッテネーター、無酸素銅削り出しノブ、無酸素銅内部構造、REAL SCHILD防振材を備えた高品位パッシブコントローラー
34接点抵抗式アッテネーターを核にした高品位パッシブコントローラー
VR-CN34VIPCは、34接点抵抗式アッテネーターを搭載した、アストロ電子企画の高品位パッシブコントローラーです。入力1系統、出力3系統というシンプルな構成により、ソース機器からパワーアンプまでの信号経路をできる限り簡潔に保ちます。
一般的なアクティブプリアンプのように増幅回路を通すのではなく、抵抗式アッテネーターによって音量を精密に制御する構成です。信号に余計な色付けを加えず、ソース機器とパワーアンプの個性を素直に引き出したいシステムに適しています。
販売品は、ピアノブラック鏡面仕上げの1台のみです。深い艶を持つブラックボディに、無酸素銅削り出しノブと銅製プレートを組み合わせた、非常に存在感のある仕上がりです。

Lパッド型ステレオタイプ 34接点A型100kΩ
コントローラー部には、Lパッド型ステレオタイプの34接点A型100kΩアッテネーターを採用しています。Lパッド型アッテネーターは、直列抵抗と並列抵抗を組み合わせて音量を調整する方式です。信号の品位とインピーダンスの安定性を重視した、パッシブコントローラー向きの高品位な音量調整方式です。

写真の大型アッテネーターユニットからも分かる通り、本機は音量調整部に非常に大きな物量を投入しています。34接点により、段階的で安定した音量調整を行いながら、信号経路の明瞭さと左右チャンネルの精度を高めています。

RCA入力1系統・RCA出力3系統
入力はRCAタイプ1系統、出力はRCAタイプ3系統を装備しています。1台のソース機器を複数のパワーアンプやシステムへ振り分ける構成に対応し、シンプルながら柔軟な使い方が可能です。

背面にはLEFT/RIGHTそれぞれに入力端子と3系統の出力端子を配置。余計な機能を増やさず、ひとつの信号を高品位に受け、音量を精密に整え、複数の出力先へ送るための専用コントローラーとして設計されています。
無酸素銅削り出しノブと無酸素銅パーツ
VR-CN34VIPCに使用されている銅材は、すべて無酸素銅です。フロントのノブも無酸素銅の削り出しで製作されており、見た目の質感だけでなく、操作時の重量感、機械的な安定感にも大きく貢献しています。

内部にも無酸素銅材を使用し、端子まわり、アッテネーター部、筐体内側の構造にまで徹底した作り込みが見られます。単なるボリュームボックスではなく、接点、筐体、配線、素材までを音質部品として考えた構成です。

5052アルミ合金20mm厚と無酸素銅5mm厚による重量級構造
筐体材には5052アルミ合金を使用し、20mm厚という非常に厚いアルミ材で構成されています。さらに内側には5mm厚の無酸素銅を使用。アルミ合金による剛性と、無酸素銅による質量・安定性を組み合わせた、非常に贅沢な筐体構造です。

このサイズで重量は18.2kg。パッシブコントローラーとしては異例ともいえる重量であり、筐体の鳴きや不要振動を抑え、音像の安定感や背景の静けさを引き出すための物量投入型設計となっています。
REAL SCHILDによる内部防振
内部には、REAL SCHILD防振材を使用しています。写真でも確認できる青色の防振材が筐体内側に貼り込まれており、厚いアルミ合金と無酸素銅の構造に加え、不要振動をさらに抑えるための処理が施されています。

アクティブ回路を持たないパッシブ機器では、増幅段の音色ではなく、接点、配線、端子、筐体、振動処理の質がそのまま音に反映されます。本機はその点を踏まえ、外観だけでなく内部構造まで徹底して作り込まれています。
ピアノブラック鏡面仕上げの1台限り
販売品は、通常の艶消しブラックではなく、ピアノブラック鏡面仕上げです。深く艶のあるブラックボディに、無酸素銅削り出しノブと銅製プレートを組み合わせることで、オーディオ機器としての機能美と所有感を高めています。
本製品は在庫1台限りの特別販売品です。アストロ電子企画は今後のブランド継続が難しい状況のため、同様の仕様での再入荷は見込めません。高品位なパッシブコントローラーをお探しの方にとって、希少な入手機会となります。
| 製品型番 | VR-CN34VIP |
|---|---|
| 形式 | 抵抗式34接点アッテネーター・パッシブコントローラー |
| コントローラー規格 | BLAT56100S / RDX-1/2W |
| アッテネーター方式 | Lパッド型ステレオタイプ 34接点 A型100kΩ |
| 入力 | RCAタイプ 1系統 |
| 出力 | RCAタイプ 3系統 |
| 筐体材質 | 5052アルミ合金 20mm厚 |
| 銅材 | 無酸素銅使用 |
| 内部材質 | 無酸素銅 5mm厚 内側に使用 |
| ノブ | 無酸素銅削り出し |
| 防振材 | REAL SCHILD 2.5mm厚 内側に使用 |
| 塗装色 | ピアノブラック鏡面仕上げ |
| 重量 | 18.2kg |
| 電源 | 不要 / パッシブ方式 |
| 販売数 | 1台限り |
| 保証 | メーカー保証なし |
設計から見る音質傾向
VR-CN34VIPCは、音に積極的な色付けを加えるプリアンプではなく、信号をできる限り純度高くコントロールするためのパッシブコントローラーです。ソース機器の出力レベルが十分で、パワーアンプとの相性が整ったシステムでは、余計な回路を通さないことによる透明感とダイレクト感が期待できます。
34接点Lパッド型アッテネーターは、本機の音質を決める中心的な部品です。音量調整時の安定性、左右バランス、信号経路の明瞭さに関わる部分であり、一般的な可変抵抗式ボリュームとは異なる、接点式ならではの精密なコントロールを狙っています。
写真で確認できる大型アッテネーターユニットは、一般的なパッシブコントローラーのイメージを大きく超える作り込みです。接点と抵抗を機械的にしっかり保持し、左右チャンネルを高い精度で制御することで、微小信号の鮮度を保つことを目指しています。
5052アルミ合金20mm厚、無酸素銅5mm厚、REAL SCHILD防振材という構成は、パッシブ機器としては非常に贅沢です。使用されている銅材はすべて無酸素銅で、ノブも無酸素銅削り出し。18.2kgという重量からも、筐体と素材に徹底して物量を投入していることが分かります。
入力1系統・出力3系統という構成は、複数のパワーアンプやシステムを使い分けたい方にも便利です。一方で、入力ソースを多数切り替えるための多機能機ではありません。あくまで、ひとつの信号を高品位に受け、音量を精密に整え、複数の出力先へ送るための専用コントローラーです。
ピアノブラック鏡面仕上げの外装は、機能的なコントローラーでありながら、非常に高い所有感を与えます。1台限りの在庫品として、アストロ電子企画の物量投入型パッシブコントローラーを探している方におすすめできるモデルです。









