低域の余裕と、新世代の解像度。
Argon3Xの精密さをフロア型へ拡張した、Amphion X-Seriesのスリム・フロアスタンド
Amphionスピーカーの大きな特徴は、独自の第5世代U/D/Dウェーブガイドにあります。ツイーター前面の大きなウェーブガイドが高域の広がりを整え、ウーファーとのつながりを自然にすることで、広いスイートスポットと安定した音場を実現します。

すべてのスピーカーはフィンランドでハンドメイドされ、精密な音響設計と丁寧な仕上げによって高い完成度を追求しています。Amphionは家庭用Hi-Fiだけでなく、プロフェッショナルの音楽制作現場で使われるスタジオモニターとしても知られ、正確な音像表現と自然な空間描写で評価されています。

北欧らしい端正なデザイン、部屋に馴染みやすい設置性、そして音楽を見通しよく描く透明感。Amphionは、日本ではまだ広く知られていない存在ながら、スピーカーに求める本質を静かに高い完成度で満たしてくれるブランドです。
プロダクト・コンセプト
Amphion Argon3LXは、Argon3Xの明晰な中域、スピード感、正確な音像表現を、フロアスタンド型のスケールへ発展させたX-Seriesモデルです。

新設計ツイーターと改良されたクロスオーバーにより、高域の情報量、音の抜け、ドライバー間のつながりをさらに磨き上げています。従来のArgon3LSが持つ自然で端正なバランスを受け継ぎながら、より細部まで見通せる、現代的な再生能力を備えたモデルです。
30Hzまで伸びる、締まりのある低域
Argon3LXは、スリムなキャビネットながら30Hzまでの低域再生を実現。大型スピーカーのように部屋を支配するのではなく、音楽の土台を正確に支え、リズムや空間の奥行きを自然に引き出します。

パッシブラジエーター方式により、低域は深く、過度に膨らまず、反応も俊敏です。ベースラインやキックドラムの輪郭、チェロやピアノの胴鳴り、映画音声の空気感まで、音楽と映像の両方でスケール感を高めます。
新ツイーターと改良クロスオーバー
X-Seriesの核となる新ツイーターは、高域の伸びと微細なニュアンス表現を強化します。さらにクロスオーバーの見直しにより、トゥイーターとウーファーの一体感が高まり、音像の輪郭、奥行き、空間の見通しがより自然になりました。
細部を強調して聴かせるのではなく、録音に含まれる情報を過不足なく浮かび上がらせる。Argon3LXは、リスニングルームでもリビングでも、音楽の構造と感情を明瞭に伝えるスピーカーです。
置きやすく、長く使えるフロア型
幅190mmのスリムな本体にベースプレートを組み合わせたデザインは、床置きスピーカーでありながら圧迫感を抑えています。壁際でも音のバランスを取りやすく、日常の空間に自然に馴染みます。
Argon3S/3Xクラスの音像表現は気に入っているが、もう一段深い低域と余裕が欲しい。そうした方にとって、Argon3LXは非常に完成度の高い選択肢です。
| 形式 | 2ウェイ・パッシブラジエーター型 |
|---|---|
| ツイーター | 1インチ チタンドームツイーター 新世代仕様 |
| ウーファー | 6.5インチ アルミニウムウーファー |
| クロスオーバー周波数 | 1,600Hz |
| インピーダンス | 8Ω |
| 能率 | 85dB |
| 周波数特性 | 30Hz〜55kHz / -6dB |
| 推奨アンプ出力 | 50〜250W |
| 寸法 | 995mm(H) × 234mm(W) × 344mm(D) |
| 寸法 ベースプレートなし | 967mm(H) × 190mm(W) × 305mm(D) |
| グリッド突出 | 約10mm |
| 端子部奥行 | 約18mm加算 |
| 重量 | 21kg |
| 生産国 | フィンランド |
海外レビューに見る評価
Argon3LXは、SECRETS of Home Theater and High Fidelityにおいて、Argon3Xブックシェルフスピーカーのフロアスタンド版としてレビューされています。同レビューでは、Argon3Xの持つ中域のディテールとスピードに、フロアスタンド型ならではの低域の伸びを加えたモデルとして紹介されています。
技術面では、2ウェイ構成、リアマウントのパッシブラジエーター、静粛性を重視したキャビネット、新設計チタニウムトゥイーター、改良クロスオーバーが取り上げられています。新ツイーターは高域のディテールと明瞭度を高め、改良クロスオーバーはドライバー間のつながりをより緻密に整えるための変更として説明されています。
Argon3LXの特徴は、ブックシェルフ型の明晰さとスピードを保ちながら、フロア型として30Hzまで伸びる低域を備えている点です。低音を過度に膨らませるのではなく、リアのパッシブラジエーターによって制動された低域を得る構成で、ポートノイズを避けながら低域の量感とコントロールを両立しています。
Amphion公式でも、Argon3LXは小さめの部屋や壁際設置でも扱いやすいモデルとされ、5世代目ウェーブガイド、低いクロスオーバーポイント、ドライバーのシームレスな統合によって、部屋の条件に左右されにくい安定した再生を目指したスピーカーとして紹介されています。
Argon3LXは、Argon3S/3X系の明瞭な中域と精密な音像表現を好みながら、より深い低域とフロア型の余裕を求める方に適したモデルです。大型スピーカーのように音を押し出すのではなく、透明感、スピード、低域の制動感をバランスよくまとめた、新世代Argonのフロアスタンドモデルといえます。









