モノラルで高精度な再生を実現するパワーアンプ
ハイエンドパーツと最新技術で、小型軽量ながら圧倒的なサウンドクオリティを実現
CAP-1001Mは、ステレオ出力のCAP-1001をモノラル仕様にした高性能パワーアンプです。
CAPシリーズは、小型で軽量、手軽に使用できることを目指して開発され、特に狭い部屋でも快適にオーディオを楽しめる設計となっています。しかし、本格的なオーディオ体験を求める声が多く寄せられたため、CAP-1001をモノラル仕様にし、使用部品や回路をハイエンド仕様にアップグレードしたCAP-1001Mが誕生しました。
CAP-1001Mでは、RCA入力端子やスピーカー出力端子に金メッキの高級パーツを採用し、スピーカー端子はバナナプラグ対応に。従来のCAP-1001では小型のゲインコントローラーが電源スイッチを兼ねていましたが、CAP-1001Mでは東京光音電波のコンダクティブプラスチック・ポテンショメータを使用。さらに、ゲインコントロールノブも大型のベークライト製に変更し、2連を並列で使用することで抵抗値を下げ、より広い帯域での再生を可能にしました。
回路には最新の第2世代HBK(I)増幅回路を採用し、新開発の高精度バイアス回路によって、緻密で高い再現性の音質を実現。最大出力は13W(10%歪み)、無歪最大出力は11W(1%歪み)です。1W時の歪み率は20Hzで0.024%、1kHzで0.023%、20kHzで0.061%、50kHzで0.076%と、無帰還アンプとしては非常に低い歪み率を誇ります。DF(ダンピングファクター)は出力に関係なく安定しており、0.1W: 13.1、1W: 13.3、10W: 13.3となっています。一般的な負帰還アンプは出力や周波数によって負帰還量が変化し、DFも変動しますが、CAP-1001Mは負帰還を一切使用していないため、TIM歪などの問題がなく、どの音源でも高精度な再生が可能です。
入力インピーダンス | 100KΩ |
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出力インピーダンス | 0.6Ω |
電圧ゲイン | 19.2dB(9.13) |
最大出力 | 13W(歪率10%) |
無歪最大出力 | 11W(歪率1%) |
歪率(8Ω1W) | 0.067%(20Hz)、0.047%(1kHz)、0.14%(20kHz)、0.17%(50kHz) |
ダンピングファクター | 13.1(0.1W)、13.3(1W)、13.3(10W) |
周波数特性 | 1Hz~600kHz(1Vrms), 20Hz~100kHz±0.1db(1W) |
S/N比 | 93.6db(1V)-112.8db(入力換算) |
寸法 | 60mm(H) x 130mm(W) x 230mm(D) |
重量 | 570g |
電源 | DC24V / 1.5A |
CAP-1001Mはモノラル仕様のため、ステレオ再生には2台必要です。また、入力信号が電圧信号対応のモデルと電流信号伝送対応のSATRI-LINKモデルの2種類があり、購入時にオプションからお選びいただけます。
CAPシリーズにはSATRI-LINK出力を搭載したモデルがないため、SATRI-LINK接続をご希望の場合は、電圧信号を電流信号に変換するアダプタ「STX-1001」をご利用ください。SATRI-LINKを使用することで、電圧信号に比べて情報量の多い、より精密な再生が可能となります。