無誘導巻線抵抗からデジタルアッテネーターへ

無誘導巻線抵抗からデジタルアッテネーターへ

バクーンプロダクツのアンプの音量調整には、現在標準ボリュームの他にオプション設定で金属皮膜抵抗アッテネーターと無誘導巻線抵抗アッテネーターが選択できるようになっていましたが、この4月より無誘導巻線抵抗アッテネーターからデジタルアッテネーターへと変更になりました。

デジタルアッテネーターは、バクーンプロダクツが新規開発したアッテネーターです。無誘導巻線抵抗アッテネーターよりも精度が高く、より正確に信号レベルを調整できます。そのため従来のスイッチ式アッテネーターは2dBステップでしたが、デジタルアッテネーターは0.5dBステップになります。

デジタルアッテネーターは普通のボリュームと同じく抵抗比を変化させるもので、SATRI アンプ用には抵抗値を変化させます。誤差は実測で0.1db以内。デジタル基板とアナログ基板は別になっています。リレーで抵抗を変化させる方式なので歪の発生は有りません。また、微小なチップ抵抗を使い配線も極力短くし、パターン幅も極力広くしているのでアッテネーターに付帯するリアクタンスが少なく付帯音が有りません。基板はグランドプレーンでインピーダンスを極力下げているので高い周波数まで安定に動作します。

デジタルアッテネーターは、高い精度と制御性、低いノイズレベルを備えているため、従来の無誘導巻線抵抗に比べても今までに聴いた事がないレベルのキレの良さと付帯音が全く無く、解像度も向上しています。また、デジタルアッテネーターは、繰り返し性が高く、誤差やドリフトが少ないため、信号の安定性や再現性にも優れています。

無誘導巻線抵抗アッテネーターからデジタルアッテネーターに移行するにあたってモデルにより若干の価格変更があります。

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